気ままに文学を

一般の小説や同人誌の作品の感想を述べていきます。

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sanzo-iwaki

Author:sanzo-iwaki
メリー・ホプキン〔英〕は今でも聴きます。
毎週更新!が目標。今後の予定。カズオイシグロ、村上春樹、水村美苗、群系各評論。


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野口存彌「大田洋子と原子爆弾」

野口存彌「大田洋子と原子爆弾──人間の不幸へ注ぐまなざし」『群系』28号

あー、いい文章いい作品を読んだ!
有意義な時間だった。筆者へ。有り難うございます。

野口さんとはむかし何度かお会いしたことがあります。ずっと年下の者が言うのも畏れ多いことだが、この作品は秀逸、傑作だと思います。評論というには厳めしくなく、評伝というにはそれ以上のものがあり、物語性をもって読者を引き込むという点においてこれは「小説」というべきでしょう。

なめらかな文章。滞りのない文脈。かつ一つ一つの展開に内容の濃さがあります。用いている文献は少ないにも関わらず、それらを繋げ深みを持たせているのは、人事や社会やものの見方についての筆者の見識でしょう。原爆の惨状を描く大田洋子とそれを引用する筆者の気概が一体化しています。

【良かったと思った表現】107 頁
「特殊なと言ってもいい題材と向き合いながら、作者としての力量を存分に発揮している。二十世紀最大の事件だったと受け取れる原子爆弾の投下という問題をとりあげて、投下された側の視点でその状況を克明に語り尽くし、現代の文学としての屈指の重要な作品となった。」

【興味深い箇所】109 頁
「…そうした経過のなかで、アメリカ占領軍が大田洋子が『屍の街』の出版を意図していることを把握した模様である。昭和二十二年二月と推定されるある朝、村の子どもがひとりのアメリカの兵士と日本人通訳を大田洋子の借りている家の前に案内してきた。」


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